冬の植物園に行ってきました!

2017年3月14日
寒い日が続いています。樹々の葉はまだ芽の状態ですね。
植物の見た目が寂しくなる冬季に、植物園に足を運ばれる方はあまり多くはないでしょう。

実は我々、庭を作る業者にとって、冬の植物園は冬の草花の状態を観察できる大変有益な勉強場所とされています。
さらに植物園は積極的に海外の植物を扱い、日本の風土においての生育や適性の観察・実験もしているので、
実際に訪れることで机上では分かり得ない様々な知見を得ることができます。

冬でも緑を保つもの、葉は落としたりしているが春に向けて準備しているもの、一見枯れていても根がしっかり残っているものなどなど、
生き物として植物が季節や環境に合わせながら生活をしている姿は本当に興味深いです。

そういえば、昨今のDNA解析の進歩により、生物の分類について随分と過去の誤りが訂正されつつあるようです。
かつてカエデ科に分類されていたイロハモミジは、新分類体系ではムクロジ科とされています。
人間でいう、実はゴリラよりブタの遺伝子の方が共通点が多いということと同じでしょうか?
感覚的にはゴリラの方が、カエデの方が近い気はします。

これら生物の分類も研究が進むことにより、さらに明確になっていくと思いますが、
常用する知識としては過去の分類体系の方が私にはしっくりときます。
色々と興味は尽きないですが、まだまだプロとして勉強していかなければいけないのは変わらない事実ですね。
フレンチタイム: 冬の様子
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